GDPデフレーター
この記事のポイント
・GDPデフレーター:国内で生産されたモノやサービス全体の価格変動を表す指標
・GDPデフレーターの計算式:GDPデフレーター = 名目GDP ÷ 実質GDP
・GDPデフレーターが1より大きい:物価が上昇している(インフレ)
・GDPデフレーター=1:物価は変わっていない
・GDPデフレーターが1より小さい:物価が下落している(デフレ)
【簡単に】GDPデフレーターってなに?
GDPデフレーターとは、国内で生産されたモノやサービス全体の価格変動を表す指標です。

【ちょっと詳しく】GDPデフレーターってなに?
GDPデフレーターは、次のような式で表します。
GDPデフレーター = 名目GDP ÷ 実質GDP
※実際には、この値に100をかけて指数(110など)で表されることもあります。
それでは、例題を見てみましょう。
たとえば、次のようなケーキ屋さんがあったとします。
【ケーキ屋:1年目(基準年)】
売上:500万円
販売価格:500円
販売個数:1万個
【ケーキ屋:2年目】
売上:825万円
販売価格:550円
販売個数:1万5000個

まず、名目GDPを計算してみましょう。
名目GDPの計算式は次のようになります。
名目GDP = 販売個数 × 販売価格
そのため、2年目の名目GDPは次のようになります。
1万5000個 × 550円 = 825万円
次に、実質GDPを計算してみましょう。
実質GDPは、基準年(比較の基準となる年)の価格で計算するので、次のような式になります。
実質GDP = 販売個数 × 基準年の販売価格
今回は1年目を基準年とするため、販売価格は500円で計算します。
そのため、2年目の実質GDPは次のようになります。
1万5000個 × 500円 = 750万円
それでは、GDPデフレーターを計算してみましょう。
825万円 ÷ 750万円 = 1.1
これは、基準年(1年目)と比べて、物価がおよそ10%上昇したことを意味しています。



GDPデフレーターは、次のような見方をします。
1より大きい:物価が上昇している(インフレ)
1:物価は変わっていない
1より小さい:物価が下落している(デフレ)
つまり今回の例では、「GDPデフレーター=1.1」なので、約10%の物価が上昇している(インフレ)ということになります。


ニュースなどで次のように報じられることがあります。
「日本のGDPデフレーターは前年比+2.0%」
これは、国内で生産されたモノやサービス全体の価格が、前年より平均して2%上昇したという意味になります。

【最後にまとめると】GDPデフレーターってなに?
GDPデフレーターは、国内で生産されたモノやサービスの価格が、基準年と比べてどれくらい上がったか、下がったかを示す指標なんだなって覚えておいてね。
