先物取引
この記事のポイント
将来の特定の日に、あらかじめ決めた価格で売買する約束のこと
【簡単に】先物取引ってなに?
先物取引とは、将来の特定の日に、あらかじめ決めた価格で売買する約束のことです。

【ちょっと詳しく】先物取引ってなに?
株式市場には、「現物市場」と「先物市場」があります。
現物市場では、個別銘柄を売買されており、実際の株式が売買されています。
一般的な株式投資は現物市場では行われています。

一方で、先物市場では先物取引が行われています。
先物取引とは、ある価格で将来売買することを約束する取引のことです。
つまり、現物では株式やインデックスなどの商品そのものを売買しますが、先物では将来の売買の約束(契約)を売買します。

先物を売買するということは、「将来〇〇円で売買する義務を持つ」ということです。
この時点では、株を売買していませんし、受け渡しも行われていません。
やっていることは、将来の売買に関する契約を持っただけです。

利益は、約束した価格と実際の価格の差額で決まります。

たとえば、日経平均先物を対象に、1年後に100円で売る約束(先物売り)をしたとします。
先物売り:100円
そして実際の価格が90円に下落したとします。
日経平均先物:90円
この場合、利益は次のようになります。
利益 = 100円 − 90円 = 10円
逆に価格が110円に上昇した場合は損失となります。
利益 = 100円 − 110円 = −10円
逆に、日経平均先物を、1年後に100円で買う約束(先物買い)をしたとします。
先物買い:100円
そして実際の価格が110円に上昇したとします。
日経平均先物:110円
この場合、利益は次のようになります。
利益 = 110円 − 100円 = 10円
逆に価格が90円に下落した場合は損失となります。
利益 = 90円 − 100円 = −10円

満期時は、基本的には差額だけで精算されるため、現物の移動は行われません。
これを差額決済と呼びます。

利益確定は満期日を待たなくても可能です。
先物買いをした場合は先物売り、先物売りをした場合は先物買いという反対売買を行うことで、いつでも利益確定をすることができます。
満期は決まっていますが、それまでの間は現物取引と同様に自由に売買することができます。

先物市場の価格も、現物市場と同じように基本的には需要と供給で決まります。
「150円で先物売りをしたい」と思っても、その価格で成立するかどうかは市場の状況次第です。
つまり、価格を指定することはできますが、その価格で必ず取引できるわけではありません。

【最後にまとめると】先物取引ってなに?
先物取引とは、将来の価格を決めて売買する契約であり、その差額によって利益や損失が決まる取引なんだなって覚えておいてね。
