国内総生産(GDP)
この記事のポイント
国で生み出された利益の合計(販売額 – 費用)
【簡単に】国内総生産(GDP)ってなに?
ある国の中で、1年間に生み出された利益(販売額 – 費用)のようなものの合計。

【ちょっと詳しく】国内総生産(GDP)ってなに?
国内総生産(GDP)とは、国内で生み出された利益(モノやサービスに「新しくつけ加えられた価値」)の合計を示します。
パン屋は小麦粉を仕入れ、それをもとにパンを製造しているが、この最終的にできあがった生産物 (パンの値段) をすべて金額で評価・合計し、中間投入額 (原材料、光熱燃料、輸送費等) を差し引いたものが国内総生産(GDP)になります。

たとえば、農家さんが1,000万円をかけて作ったお米を、卸売業社に2,000万で販売しているとします。

卸売業社は2,000万で仕入れたお米を、販売店に3,000万で販売しているとします。

最後に販売店はそのお米を消費者に合計で5,000万で販売したとします。

| 経済活動 | 内容 | 販売額 | 費用 | 国内総生産(GDP) |
|---|---|---|---|---|
| 農家 | 農家が1000万かけて作ったお米を卸売業社に2000万で販売 (お米⇨卸売業者) | 2000万 | 1000万 | 1000万 |
| 卸売業社 | 2000万で仕入れたお米を販売店に3000万で販売 (お米⇨販売店) | 3000万 | 2000万 | 1000万 |
| 販売店 | 3000万で仕入れたお米を消費者に5000万で販売 (お米⇨消費者) | 5000万 | 3000万 | 2000万 |
1000万(農家)+1000万(卸売業者)+2000万(販売店)=4000万(国内総生産)
この「4000万円」が 名目GDP(国内総生産)
つまり、「この国では、1年間で3000万円分のモノやサービスが生産された」という意味になります。

なお、国内総生産(GDP)の伸び率が「経済成長率」を示し、国内総生産(GDP)が拡大すれば経済成長率はプラスとなる。一方、国内総生産(GDP)が縮小すれば経済成長率はマイナスとなります。

国内総生産(GDP)の計算では「売れていなくても、国内で生産された価値は在庫分も積み上げる」考え方があります。
たとえば、農家が10袋分の米袋(1000円/袋, 合計:10000円)を生産したけれど、5袋しか売れなかったとしても、これは全て(10000円)GDPとして計上される。

しかし、販売店の在庫(農家から仕入れたお米)が余ったとしても、それは販売店が生産したものではないので、在庫は新しい価値を生んでいないとして、国内総生産(GDP)には販売できたものだけが計上される。
そのため、10袋(1000円/袋, 合計:10000円)を仕入れて、5袋しか売れなかったとしたら、売れた分だけ(5000円)がGDPとして計上される。

【最後にまとめると】国内総生産(GDP)ってなに?
国内総生産(GDP)とは、国で生み出された利益の合計のようなものだと覚えてください。
