生産者物価指数(PPI)
この記事のポイント
企業が「売るとき」の価格がどう変化しているかを見る指標
目次
【簡単に】生産者物価指数(PPI)ってなに?
生産者物価指数(PPI)とは、生産者が出荷するときの商品の価格の変化を表す指標です。
消費者が店頭で支払う価格ではなく、企業が「売る側」として受け取る価格を対象にしています。

【ちょっと詳しく】生産者物価指数(PPI)ってなに?
生産者物価指数(PPI)とは、生産者が出荷するときの価格を集め、基準年=100として指数化(平均化)したものです。
たとえば、
基準年の出荷価格:100円(指数=100)
現在の出荷価格:110円

この場合、生産者物価指数(PPI)は110となります。
PPI = (現在の価格 ÷ 基準年の価格) × 100
= (110円 ÷ 100円) × 100
= 110
これは出荷価格が基準年より10%上昇していることを意味します。

PPIが上昇傾向にある場合、
生産者のコストや販売価格が上昇している
⬇︎ つまり
将来的に、その上昇分が消費者価格に転嫁されやすい
そのため、インフレが近づいている可能性を示します。

一方で、景気が停滞している局面でPPIが上昇している場合は、
生産者や小売店が価格転嫁できない
⬇︎つまり
利幅(利益)が圧迫されている
ことを意味し、景気悪化につながる可能性もあります。

PPIが下降傾向にある場合は、インフレよりも考えられる要因が多いので解釈が難しくなります。
考えられる要因には、景気悪化による需要減少だけではなく、
- 技術革新や効率化によるコスト低下
- 原材料価格の下落
などがあり、必ずしもデフレとは限らない点に注意が必要です。

| 生産者物価指数 | 景気 | 影響 |
|---|---|---|
| 上昇 | インフレ | 消費者レベルでインフレ間近 / 景気停滞下では企業利益が減少 |
| 下落 | デフレ | 景気悪化・コスト低下など複数要因が考えられる |
【最後にまとめると】生産者物価指数(PPI)ってなに?
生産者物価指数(PPI)とは、企業が「売るとき」の価格がどう変化しているかを見る指標だと覚えておいてください。
