ROE(自己資本当期純利益率)

この記事のポイント

企業の大きさに左右されず、稼ぐ力を測るための指標

目次

【簡単に】ROE(自己資本当期純利益率)ってなに?

ROEは企業の持っている自己資本を元手にして、どれくらいの利益を出すことができているか、を見る指標です。

【ちょっと詳しく】ROE(自己資本当期純利益率)ってなに?

ROEは「自己資本に対する当期純利益の割合」なので、企業の規模に関係なく、その会社の稼ぐ力を比較することができます。

たとえば、次の2社があるとします。

  • A社:自己資本 500、当期純利益 100
  • B社:自己資本 200,000、当期純利益 20,000

一見すると、B社のほうが利益も大きく、規模も大きいため優秀に見えます。

しかしROEの観点から見てみると、

となり、ROEの観点ではA社のほうが効率よく利益を生み出していることが分かります。

このように、ROEが高いほど「少ない自己資本で多くの利益を稼いでいる企業」という意味になります。

ROEは、特に成長性のある企業を探すときに有効な指標です。

ただし、ROEが低い企業が必ずしも悪いわけではありません。
近年はROEの向上を経営目標に掲げる企業も増えています。

そのため、あえてROEの低い企業に投資し、今後ROE(稼ぐ力)が改善し、株価が成長するのを期待するという投資戦略も考えられます。

【最後にまとめると】ROE(自己資本当期純利益率)ってなに?

ROEとは、企業の大きさに左右されず、稼ぐ力を測るための指標だと思ってください。

この記事を書いた人

自分が用語を調べるのにいちいち調べるのが面倒だったので、自分で辞書を作ってます。
とりあえず理解できるを目指してます。
日本の個別株の売買をしていました。
年利回りは15%ぐらいでした。

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